老化って何?

 

なぜ老化が起こるのか?

 

1)フリーラジカル説

 

「フリーラジカル」とは、自由に動き回る電子を持った分子構造のことで、非常に不安定で、他の分子とすばやく反応しやすく、破壊的な作用をもたらす性質があります。運動や呼吸」、飲食など生命活動の中で、このフリーラジカルが発生し、細胞が酸化され、それがさらに酸化され、老化につながると考えられている。

 

2)テロメア説

 

老化に関する新しい学説のひとつで、抗老化医薬分野の中でも注目されている学説です。

テロメアは染色体の先端にある核酸で、染色体を保護する役割をしています。細胞分裂するときにDNAの複製が行われますが、このとき、テロメアDNAの真の末端部分は完全には複製されません。つまりテロメアDNAは細胞分裂のたびに次第に短くなっているのです。

実際に健常者のテロメアを比較すると加齢と共に短小化していることがわかっています。このことから、細胞分裂の回数には限りがあり、細胞分裂の停止が「老化」を引き起こすという考え方です。

3)消耗説

 

この説は「人体と細胞は酷使と乱用によって損傷するものだ」というもの。

肝臓、胃、腎臓、肌の器官は食品や環境に含まれる毒素によって消耗します。例えば、脂質、糖質、カフェイン、飲酒、ニコチン、紫外線、精神的ストレスによって体内器官も細胞も消耗してしまうという説です。

4)精神内分泌説

 

ホルモンなどの内分泌に焦点をあてて、消耗説を更に発展させた説です。

ホルモンには、私たちの体の機能を調整したり修復したりする重要な役割があります。しかし、それは、加齢と共に体内で生産される量は減り、自己治癒食や自己調節機能が次第に衰えてきます。また、どこか1つのホルモンの生産量が低下すると、他の器官も連動してホルモンの生産量を抑えるようになります。

5)遺伝子支配説

 

遺伝子支配とは、自分がもって生まれた遺伝子(DNA)の中に、すべてが書き込まれていて、老化の速度もそれに書き込まれているという説です。

老化と寿命は先天性因子と環境因子で決められているため、環境因子によってある程度は先送りすることができると考えられます。